更年期のホットフラッシュを和らげる冷や汗対策蒸しレシピ【体の内側からクールダウン】
こんにちは!蒸し活ブロガーのきなこです。
「急にカーッと熱くなって汗が噴き出す…その後ゾクゾクと冷える…」
更年期に現れる代表的な症状の一つ、ホットフラッシュ。突然のほてりや発汗だけでなく、その後に続く冷や汗や悪寒に悩まされている方も多いのではないでしょうか。
つらいホットフラッシュとうまく付き合うためには、体全体のバランスを整えることが大切です。今回は、体の内側から優しくケアする食事法として、**「蒸し料理」**に注目。ホットフラッシュの不快感を和らげ、その後の冷や汗対策にも繋がるかもしれない、心と体に優しい蒸しレシピをご紹介します。
なぜホットフラッシュに「蒸し料理」が良いの?
ホットフラッシュは、女性ホルモンの変動による自律神経の乱れが主な原因と考えられています。体温調節機能がうまくいかなくなることで、必要以上に体が熱くなったり、逆に冷えたりといった症状が現れます。
このような不安定な状態の体をサポートするために、食事で意識したいポイントがいくつかあります。
- 体の負担を減らす: 胃腸に負担のかかる重い食事は、消化にエネルギーを使い、体に熱をこもらせることがあります。消化吸収の良い食事が望ましいです。
- 水分と栄養を効率よく摂る: 発汗による水分やミネラルの損失を補い、体が必要とする栄養素をしっかり摂ることが重要です。
- 体をクールダウン・リラックスさせる食材を取り入れる: 特定の食材は、東洋医学的な観点や一般的な食品の性質として、体を穏やかにクールダウンさせたり、リラックス効果が期待されたりするものがあります。
ここで「蒸し料理」が役立ちます。
- 消化に優しい: 蒸すことで食材が柔らかくなり、油も使わないため、胃腸への負担が非常に少ないです。ホットフラッシュで体が疲れているときでも食べやすいです。
- 栄養を逃さない: 茹でる場合に比べて、水溶性のビタミンやミネラルの損失が少なく、食材の栄養をまるごと摂り入れやすいです。発汗で失われた栄養素の補給にも効率的です。
- 体の熱をこもらせにくい(調理法として): 油を使った高温での調理に比べ、体を必要以上に温めすぎず、素材の水分を保ちながら加熱できます。
- 体に良い食材と相性抜群: 体を穏やかに冷ますとされる野菜や、リラックス効果が期待される食材などを、素材の味を活かして美味しく調理できます。
ホットフラッシュ後の体をサポートする食材
ホットフラッシュや冷や汗が気になる時に食事で意識したいのは、体に必要な栄養を補いつつ、体の熱を穏やかに鎮めたり、リラックス効果が期待できる食材です。
- クールダウン系?野菜: きゅうり、トマト、なす、冬瓜、レタス、セロリなど(旬のものを利用しましょう)
- 体の熱を冷ますとされるもの(東洋医学的な視点も含む): 緑豆、豆腐、ハトムギなど
- ビタミン・ミネラル豊富なもの: 緑黄色野菜全般、海藻類、きのこ類(発汗で失われがちなものを補給)
- 自律神経を整えるサポート: 柑橘類(香り)、GABAを含む食品(トマト、じゃがいもなど一部)、ビタミンB群(豚肉、魚など)
おすすめ!冷や汗対策にも繋がる? 体をいたわる蒸しレシピ
体を優しくクールダウンさせ、発汗で失われた栄養を補給するのに役立つ、簡単で美味しい蒸しレシピをご紹介します。
レシピ:鶏ささみと夏野菜のレモン蒸し (※時期によっては冬瓜やキャベツなど季節の野菜でアレンジ)
低カロリーで消化の良い鶏ささみと、体を穏やかに冷ますとされる夏野菜(旬以外は代替えでOK)、リラックス効果のある柑橘を組み合わせたさっぱり蒸しです。
【材料】
- 鶏ささみ:2~3本
- 酒:大さじ1
- 塩、こしょう:少々
- お好みの野菜:たっぷり(例:なす、パプリカ、ズッキーニ、きのこ類、キャベツ、旬以外は冬瓜など、体を冷ますとされている野菜を中心に)
- レモン(スライスまたは輪切り):1/2個分
- (お好みで)ポン酢、醤油、ごま油などを合わせたタレ
【作り方】
- 鶏ささみは筋を取り、食べやすい大きさに切る。塩、こしょう、酒を振る。
- 野菜は食べやすい大きさに切る。なすやズッキーニは輪切りや乱切り、キャベツはざく切りなど。
- 耐熱皿に野菜を敷き詰め、その上に鶏ささみを乗せる。レモンスライスを散らす。
- 蒸し器や電子レンジのスチーム機能で、鶏肉に火が通り、野菜が柔らかくなるまで10~15分ほど蒸す。
- そのままシンプルに、またはお好みでポン酢などをかけたタレでいただく。薬味に大葉やミョウガ、おろし生姜などを添えるのもおすすめです。
【このレシピの嬉しいポイント】
- 消化に優しい: 蒸し料理で柔らかく、胃腸への負担が少ない。
- 体をいたわる食材: 鶏ささみで良質なタンパク質、野菜でビタミン・ミネラル・食物繊維を補給。レモンの香りにはリラックス効果も。
- 簡単調理: 準備もシンプル、洗い物も少ない。
- 低カロリー・ヘルシー: 油を使わないため、カロリーを抑えられます。
- 体の熱を穏やかに: 体を冷ますとされる食材を使い、蒸すという調理法で。
食事以外のホットフラッシュ対策
食事だけでなく、日常生活での工夫も大切です。
- 衣類を重ね着して、すぐに脱ぎ着できるようにする。
- 冷たい飲み物や体を締め付ける下着は避ける。
- リラックスできる時間を作り、ストレスを軽減する。
- 軽い運動を習慣にする。
食事は、これらの対策と合わせて行うことで、より快適な更年期を過ごすサポートになります。
まとめ:蒸し料理で体のバランスを整え、ホットフラッシュを乗り越えよう
更年期のホットフラッシュや冷や汗は、本当につらい症状です。全てを解消することは難しくても、体に優しい「蒸し料理」を食生活に取り入れることで、体の内側からバランスを整え、症状と上手に付き合っていくことができます。
消化吸収の良い栄養満点の食事は、発汗で疲れた体を癒し、次のホットフラッシュに備えるためにも重要です。ご紹介したレシピを参考に、ぜひ試してみてください。
美味しく体をケアして、更年期を快適に、自分らしく輝いて過ごしましょう!
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